鹿児島・深蒸し茶 diary

鹿児島県鹿屋市にある「岩元園」は深蒸し茶の農家です。

これも霜対策!氷の中で必死に耐えているのです。

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ここ数日の寒気で茶畑にも霜が降りました。まだまだ小さい茶の芽は霜に弱く、スプリンクラーでの散水によって茶芽に氷を付着して芽を保護します。

 

 ≪氷で保護?何??その原理≫

スプリンクラーで散水された水が茶の葉に付き、水滴が氷になる時⇒熱を放出します。逆に氷が水滴になる時⇒熱を吸収します。水滴が氷になる(熱を放出)氷が水滴になる(熱の吸収)を繰り返すと、付着している茶の葉は潜熱により0℃以下には下がらず保護されます。

 「散水開始・散水停止」を数十秒単位で繰り返します。この散水は茶の芽近くの気温が2℃くらいに下がった時から、朝日が出て気温が上がる頃まで続きます。 

 

スギナに氷がつくとムーミンのニョロニョロみたい(笑)

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 参考にさせていただきました。

スプリンクラーを使った散水氷結法で、凍霜害防止。 - YouTube

 

潜熱(せんねつ、英語: latent heat)とは、物質の相が変化するときに必要とされる熱エネルギーの総量である。 通常は融解に伴う融解熱と、蒸発に伴う蒸発熱(気化熱)の2つをいう。潜熱 - Wikipedia

 

deepgreentea.hatenadiary.jp