1460日の思い出を「茶いっぺ」に。
『私(お茶)が、幼い頃(幼木)から大きくなって製品となり出荷されるまで、岩元園のスタッフと過ごした日々は1460日以上でした。
初めて岩元園に来た時は、たっくさんの方々(他のお茶農家さん達)に、一本ずつ丁寧に植えてもらいました。この時は私以外にも6000本くらい植えてもらっていました。
幼い私は風にとても弱く、畑の通路にはソルゴー(飼料)を植えてもらったり、足元にはびこる雑草を抜いもらったり、栄養不足の時は肥料をもらったり、ダニがついた時は薬をかけてもらったり、霜の降りる寒い時は水をまいて凍らしてもらったり。台風の時は潮がかっかた事もあったっけ。
本当に、たっくさんの出来事がありました。
そんなこんなで私も順調に成長でき、1460日を過ぎ初めての春に収穫される事になりました。岩元園のスタッフともこの春でお別れでした。次にどんな人と会えるのか楽しみです。大事に育ててもらった茶樹には私の子孫がしっかりと芽をだしてくれるでしょう。』
PS.上の手紙は幾つかの茶畑の様子をつまんで作りました。(_ _)